2016 09/16 MINAMI WHEELについて
バンドを始めてそろそろ10年くらいか、Tequeolo Caliqueoloを始めて7年目、やっと僕たちはMINAMI WHEELに出演します。
とても長かった。出演が決まったときは嬉しいとか喜びよりも、やっと始められると思った。
2015年は初めての流通盤のリリースも含めて、色々トピックはあったはずなのに出れんかった。どうしたら僕たちはMINAMI WHEELに出られるのかわからんかった。
MINAMI WHEELに出演してるバンドのライブを観ては、あのスポットライトはそんなに遠いか、と奥歯を噛み締めながらも、ライブをひとつひとつ繰り返してきた。
今年、僕たちTequeolo CaliqueoloはMINAMI WHEELに出ます!
2日目の14時から大好きな心斎橋Pangeaでトップバッターです!
最高の1日の始めを、いやもう最初からMINAMI WHEELをクライマックスにする勢いでやります。
この前のライブで「革命はテレビに映らない」、って言葉の話をしたんだけど、これライブハウスもそうだと思うんだよ僕は。
今日もライブハウスの片隅で、1年後、2年後に、万人を揺らしている音楽は何処かで鳴ってる。
僕たちがその音楽だ、って自信をこの1年で僕は持ちました。
何かが変わる瞬間を観に来て下さい。
僕たちはあなたを死ぬほどワクワクさせるロックを鳴らします。僕たちはパンゲアで待ってます。
10/9 心斎橋Pangea 14時からです。よろしく。
2016 09/16 BORDERセルフライナーノート BORDERについて
久々のブログ更新です。
BORDERをリリースして、色々な所へ行きました。
観に来てくれた皆様、BORDERを手にとってくれた皆様、本当にありがとう!
初めて行く土地にも僕たちの音楽を少なからず楽しみにしてくれている人がいて、とても嬉しかったです。
他にもライブがありますが、残すところリリースツアーは福岡と広島になりました!あざす!
そこで東名阪の企画も終わってツアーもひと段落したのでBORDERのセルフライナーノートを書きます。
これまで僕たちのCDにはセルフライナーノートってものが入ってました。
そこには楽曲に込めた思いを手書きで、つらつらと書いた(ダケの落書きも書いてあった)ものだったんだけど、今回は入れてません。
それは何故かというと、BORDERのBOX SETのクオリティーが高かったので、落書きのようなライナーノート(わざと落書きみたいにしてたんだけど)を入れて、わざわざクオリティーを下げるようなことをする必要ないな、と僕が判断したからです。
またミニアルバムを出す、って時には何かしらの形でCDには付随させたいとは思ってますが、とりあえず今回はブログでいいか、文字制限もライナーノートみたく考えなくていいし!って感じです!
CD聞きながらこのページを開いてくれればまた違った曲の顔が覗けるかな、って思います。少し長くなりますが、よろしければ最後までお付き合いください!
というわけで今回は会場限定CD BORDERから表題のBORDERについて。
この曲の製作は本当に大変だった。めまぐるしく展開するこの曲が3分少ししかないということに自分たちも驚いた。
今までの僕たちを全部詰め込んだ曲になりました。ソリッドなギターリフとヘヴィーなギターリフ、一筋縄じゃいかないリズム隊、ラップもエモも詰め込んだメロともう全部詰め込んだ。
この曲の歌詞は初めてニーナと一緒に書きました。
初期はグッティと書いたりダケと書いたり色々してたけど、ニーナと書くのは初めて。
僕が思う漠然とした人間や世界について、ニーナが手ほどきをしてくれたおかげでなんとか書けたようなもので、正解のないテーマだからこそ本当に一人で書いていたときは地獄のようだった。
歌詞によく出てくるボーダーラインについてですが、NO BORDERって言葉を、みなさん何処かで聞いたことあると思います。
一番有名なのだとカップラーメンのCMだと思います、結構前ですが僕はとても印象に残ってます。
良い言葉ですよね、主に境界を無くしていく、という意味で使われているこのNO BORDER。
僕はこの境界を無くしていく、ということは無理なんじゃないか、と思いました。
たくさんの人間がいて、たくさんの趣味嗜好、好き嫌いがあって、それがその人らしさを生み出すためにとても大切で。
その好き嫌いや物事を人間が認識するためには、物事をひとつひとつ区別していく必要があって、そのためにそこら中に引かれているのが、この境界線。
個人の好き嫌いや個性を生み出す上で、この境界線は無くてはならないものだと思います。
これが無くなれば僕たちは混乱してしまう。この境界線がはっきりしていることによって、僕らしさは保たれているし、あなたらしさは保たれていると思うんです。
つまり人間は呼吸するように線引きをする生き物なんだと思いました。
だからNO BORDERと謳う人間こそがBORDERなんだと気付いてしまいました。
そりゃ僕だって戦争は反対だし、世界は平和なほうがいい。自分の大切な人には傷ついてほしくないと思う。
けど知らず知らずに自分もまた人を傷付けるラインを引いていたんだなあと思いました。
元々何もない地平からひとつひとつ理解するために人間が引いてしまった境界線。
それを消してしまうのじゃなくて、新しく塗り替えていけるんじゃないかな、と思いました。
誰かを守るための予防線も、人間なら引いていけると僕は信じてます。綺麗事だと言われても。
もちろん僕がこういう気持ちで書いたから、こう受け取るのが正しい、ってことはなくて、あなたひとりひとりの感じ方が正解です。
あなたなりの感性で、Tequeolo Caliqueoloの音楽を楽しんでくれたら幸せです。
というわけでYOUTH編に続く。